sponsored link

by google ad

2017年2月27日月曜日

幽玄の間 2段戦 まずいことをしてしまったのですが、最後に相手が大ミス。2段陥落を免れた

今日も幽玄の間です。
4連敗中で次の対局で負けると間違いなく初段へと降格間違いないなしの状態。
白番です。
白1・3から赤〇へのカケの予定です。

黒が1のコスミツケから3のトビ
普通これは打たないので、損した気分ですが白2でなくて反発するのがいいのか?

黒3と切ってきたので、白4・6と抑え込みです。白8へ手を戻さなければなりませんでした。

白1と守ると黒2・4が調度よくなっています。
黒のコスミツケが働いていていますね。

黒1のキリには、白2・4とするのは仕方のないところです。
黒9・11と逃げだしたので、まずは、これを攻めて主導権をにぎる方針です。

中央の黒は、一段落ですが、白の赤線が強くなりましたので、白1から動き出しです。これで、白の一団は安心です。
 白1から、下辺を荒らしに行ったわけですが、白の一団が危うくなりました。危うくなってしまったのだから、しっかりと下辺を荒らすのでした。
 結局、下辺を荒らしそこなった上に、白は切断されてしまいました。
ほとんど勝負あったのですが、もうちょっとだけ粘ってみます。
 上辺から右上を大きくまとめることに希望を繋いでいたんですが、黒1からあっさりと荒らされて脱出されます。
 黒1とつながったところですが、白2に黒3と打ってきました。赤〇に差し込むと切れてしまうので、単なる見落としでしょう。自分もよくやります。

 結局、切断した黒を丸ごと仕留めて、黒投了となりました。
連敗を止めて、2段で踏みとどまったのは良かったのですが、ほとんど負けていた碁ですので素直に喜べないところです。

2017年2月25日土曜日

幽玄の間 中盤まではまずまずだったが、最後にまたやってしまった。2段から降格のピンチ

今日も幽玄の間からです。
中盤までは、まずまずだったのに最後にまたやってしまいまして、2段から降格のピンチです。
黒番です。赤〇がケイマでなくて、一間の受けになっているだけで、ミニ中国流の布石。

白1とコスミでした。2とツケもあるところ遠慮してきたので、押さえました。白9まで白の壁ができました。黒12は頭を出しておくところかと判断しました。

白は赤〇付近へのハサミ返しを予想していたのですが、白1と飛んできましたので黒2の守りです。さらに黒4と受けて上辺がまとまりそうな雰囲気です。

右上白は小さく生きる感じで、黒は10と飛んで右辺も地ができそうです。黒は上辺、左辺上寄りにも地があって、下辺から中央に注意を要する展開です。
 黒1と下辺へ打ち込み。
黒9まで早治まり。黒11は、12の三々だったでしょうか。
ただ、11と飛んでおく方が安全かと判断しました。

左右の下隅にそれなりに白地があるのでいい勝負かなと思っていました。黒1・5と先手で寄せて、黒9です。
 左辺はこんな感じになりました。
あまり損得はなかったかな?

黒1と控えても大きな違いはなかったでしょうか。

ちょっとリードしたかなというところで、白1に手拍子で黒2としてしまいました。またしても、やってしまいました。

結局最後まで打ちましたが、大差での負けです。
これで幽玄の間4連敗となり、次負けると確実に初段へ降格です。

2017年2月20日月曜日

初段から三段へ昇格するのに最も役に立った棋書を紹介します。

こんにちは。

今日は、私の棋力向上に最も貢献した本を紹介いたします。
それは、「羽根流布石理論 戦わずして勝つ方法」です。




これは、羽根直樹9段の書いた布石本です。

「戦いを避けるなら、ハサミを打て!
穏やかな碁で知られる羽根本因坊が、自然にリードする布石のテクニックを伝授する。苦しい乱戦を避けて、碁が打てるようになる一冊。」

帯に書かれた宣伝文句に引かれて買ってしまいました。

私は、ネット碁は幽玄の間と東洋囲碁の2か所を利用しています。いずれも初段で登録してはじめましたのですが、はじめはずるずると負けがこんでしまい、あれよあれよという間に5級・6級というレベルまで転落してしまいました。特に東洋囲碁では、ちょっと隙があればバシバシと打ち込まれ、乱戦に次ぐ乱戦になることが多くなかなかうまくさばけずに、困っていました。

そんなときに出会ったのがこの本です。

「乱戦を避けて、落ち着いた碁を目指す」

求めていたものでした。


基本コンセプトは、

「序盤でリードして、そのままヨセに入り、逃げ切る」

というものです。


具体的な基本テクニックとして次の4点を紹介しています。

・両翼を許すな

・後で入らずに済ますためのハサミ

・カカリとワリウチの使い分け

・厚みは早めに消す

「両翼を許すな」や「厚みは早めに消す」布石の基本的な考え方として特別な感じはしませんでしたが、「後で入らずに済ますためのハサミ」のあたりは非常にためになる考え方でした。

本書の内容を少しだけ紹介します。


このような問題形式で進んでいきます。
私は、Aとケイマに受けるのが穏やかな碁だと思っていたのですが、


白1とケイマに受けると黒模様が大きくなるので白3と入らなければならなくなるので、戦わなければならないのです。

ケイマに受けるのが「戦う布石」ということです。



白1のハサミを選択するのが「戦わない布石」だというわけです。

言われてみればその通りなのですが、それまでは、

ハサミ = 強い手 → 戦う

と思っていました。このように穏やかな碁に導くためのテクニックを紹介しつつ、その考え方の基本を説いてくれます。

もちろんこちらが穏やか路線でいっても、相手が乱戦を望んでくる場合もあります。この場合は、どうしても無理な打ち込みをしてくることになりますので、戦いは始まりますが、こちらが有利な状況から相手を攻める展開になることが多いです。

羽根さんの教えに従って、穏やか路線を基本としてから、やっとネット碁でのランクを盛り返すことができ、現在に至っています。

私のヨセ力では、徐々に苦しい場面も増えてきていますが、2段ー3段くらいまでは、とりあえずこの路線で問題なく行けています。もっと上のレベルでこれが通用するのかどうかは私にはお答えすることができません。

乱戦が苦手な方、特にネットで中国・韓国勢との乱戦に苦労されている方にお勧めの1冊です。

2017年2月18日土曜日

またしても、恥ずかしすぎるミス。10級以下でも間違わないレベル。

今日は、久々の幽玄の間です。
なんとか2段維持している状態。

今日やってしまった恥ずかしいミスを。
黒1としたときに白2と打ってしまいました。
青○のダメが詰まっているような気がしていて、赤〇に入れないような気になっていました。
結果は、赤〇へ差し込まれて、死んでしまいました。
右上の方で黒がミスをしてくれたので、かなりリードしているつもりでしたが、2目半負けでした。

さて、気を取り直して序盤から見ていきます。
右下、1間バサミから三々入り定石のあと、白2・4と打ってみました。
普通に小目にカカリを打って入れば良かったです。

黒1から動き出したので、こんな感じかなと思ったら、

黒1のハサミツケでした。
ここまでの対処は、それほど悪くない感じ。

白としては、右辺を止められたらいいなと企みつつ、最低限、頭をだしておきました。
黒10と曲がられたので、何か先手を取る工夫ができなかったでしょうか。

黒に上辺を打たれると黒模様が大きくなってしまいそうなので、白1といってみました。白2ともう一つか二つ伸びてからの方が良かったか?

左辺を荒らして、小さく生きた上に、白1のカカリまで打てました。黒は、2とまずは、右辺に入ってきました。
 右辺は、上から押さえるのはやむを得ないです。
白4・6と白模様っぽくしたところで、黒7の消しです。

白は、1にとんでおけばいい感じだったでしょうか。
 黒の消しには、白1から。
 白は、赤〇が2子になっているので、白1のケイマで分断していくのも面白かったかもしれません。

その後、白1が不用意な手でした。白3とカケツギで何も問題ないところです。白5の穴が開いているので気を付けなければなりませんでした。

白1と渡れば何も問題ないところでしたが、
手筋っぽい手をなんとなく打ってみたら、つながっていなくて単独で生きなければならなくなり、ちょっとドキドキしました。ギリギリ生きてはいたのですが、黒のミスで黒7子が取れてしまい余裕で勝利のはずが・・・でした。

2017年2月16日木曜日

棋聖戦2日目の熱戦中ですが、こちらはまたまた東洋囲碁です。

井山棋聖と河野臨9段の棋聖戦は、熱戦の最中ですが、こちらはまたまた東洋囲碁からです。

なかなかどこに地ができるかわからず、不安な展開ながら互いにミスをし合う中、なんとか勝利でした。

白番です。左上は、2間高バサミからの定石形。
黒1に白2とハサミ。
黒がカケてきたら、白2子が囲まれて出だし早々にピンチだったかとも思いますが、1子のままでは、もっとピンチなのでその時は仕方がないかと覚悟です。
 黒1のトビから黒3と来ました。
 白1に黒2・4が成立するようでは、早くも勝ち目なしです。
今すぐだと赤〇の石が落ちるので、まだ大丈夫です
間違いでした。赤〇の黒石は取れていませんでした。
 黒は、6まで渡りました。
すべてにつながられるわけにはいかないだろうと白7・9と切断しました。序盤から下の方を這ってつながるのはあまりよくないだろうから、つながらせた方がいいのだろうか?
 右辺は、黒1・3と白を制限して、黒が地を確保していきます。反発したいところですが、黒2とすべられるのも不安があり、受けてしまいました。その分左辺で4と地を確保してみました。
 少し進んで、赤〇の黒は、攻める対象ではなくなった感じです。一方白石は、まだ中途半端な感じのままです。
 黒が地道に地を稼いでいる一方で、白はあまり地がなく今後の展開が不安です。黒1と下辺の白の威力を制限してきます。白は封鎖されるわけにいかず、白2のトビです。
 黒1と来たところで、左下にちょっとおまじないをして、白8と反撃です。
 結局、反撃は不発で、白が丸ごと捕まりそうなピンチになりました。
中央の黒も攻め合いは、無理ということで危なかった大石は、白黒どちらも無事ほかの石とつながることができました。
 白1から3と右下隅で最後の戦いです。

すんなりとはいかず、コウにされました。
 赤〇が渡るコウ材で妥協して、コウを解消。
その結果として、青○がすべて取れてしまったので、これは白大成功です。
お互いに、ミスやピンチを繰り返していましたが、最後はなんとか勝利です。これで次に勝つと2段昇進となります。