王座戦の挑戦者決定戦で、余正麒さんが高尾さんに勝って、井山さんへの挑戦を決めました。天元戦の一力さんに続いて若手の挑戦となります。
高尾さんや山下さんがタイトル戦の常連だったわけですが、若手もそこに割って入れるくらいになって来ましたね。
さて、自分の対局ですが、幽玄の間で好調を持続して、なんと2段昇進です。
幽玄の間では、勝ちまくっているのですが、東洋囲碁では、負けまくっているので自分としては、そんなに勝ちまくってる気はしないのです。
また、勝ってはいても、内容は問題大ありの対局が多いです。
黒番です。
ミニ中国流に白1と入ってきました。
白3・5と荒らして、小さく生きてしまうつもりなのでしょうか。
黒1から白のスペースを小さくして、隅の実利も確保しました。
右下隅で利益を確保した分、下辺は少し我慢です。
黒7と白への攻めに回りました。
ここは、赤〇にスベリを打って安定させておくのも良かったかもしれません。
白を攻めて、黒は、右辺の地を固めました。
ここまでは、まずまずの展開です。
また、白11は、黒12がぴったりな感じでした。
黒6は、赤〇のあたりに開いておくのが本手だったでしょうか。
白6のシマリにすそガカリという展開が良かったかと思います。
右上隅は、白を生かして黒7までとしましたが、白10と2間ビラキされて、ちょっと今一つのだったか?と反省。
黒1と両カカリとして黒13までとしました。
上辺がしっかり黒地となってしまい、今一つでした。
赤〇の黒の厚みを生かすために、黒1から白の2間ビラキを圧迫するのが、良かったでしょうか。
黒11にまわって、黒好調です。
白10で左辺に回ると黒10から攻められて、白ピンチになります。
左辺、小ゲイマシマリへの肩ツキからこのように進みました。
白1から分断されてちょっとピンチ。
黒4とここを突き出しておけば困ることはなかったように思います。
あとは、大きな波乱なく終局です。
白が赤〇に10目以上の大きな地を作った結果、かなり僅差の勝負となりました。
黒2.5目勝でした。
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