高尾さんが久々の名人に。井山さんは6冠へ後退。幽玄の間は、バラバラでひどい碁を打ってしまった。

名人戦は、高尾さんが最終局を制して、久々の名人位に復帰。井山さんは6冠へ後退。
防衛戦の最中の王座戦と天元戦への影響はどうなのでしょうか。

気落ちしているというより、プレッシャーがなくなって、かえって伸び伸びと打てて、元の強い井山さんに戻ったりするかもしれませんね。

ところで、幽玄の間ですが、2段の中ぐらいになったところで１進１退です。
今回は、バラバラで恥ずかしい囲碁になってしまいました。

白番です。
左上のハサミには手抜き。
黒３に白４とハサミ。
白１４は、いつもなら赤〇に手堅く２間でいくのですが、今日はカカリに挑戦です。

当然のように、黒１と打ち込まれます。
白２の両ガカリ。
白１０は、１１に飛んでおくところですね。
ここらへんから、調子が変です。

手順中、白５はもったいなかったですね。
白７・９は、黒を分断していい手だと思ったのですが、その後が良くなかった。

白４は、５と抜いて置けばよかったです。
黒１１に回られたのは、大打撃です。
黒５に継がれたので、何か利益を回収しないといけないような感じがして白6・8・10を打ってしまいました。

少し戻って、黒に△と出られたところ白１と押さえてよかったかな。
黒は、白１子を抜くよりなく、白は、黒１子を抜けば、まだこれからでした。

右上は、白７を省いて、右辺に先着するべきでした。

右辺下寄りは、黒が白３子を取り込みましたが、上側の白も安定しており、なおかつ右上隅も手抜きしたままですので、まだまだ行けるところでした。
ところが、
黒１と切られてからの対処が、とても変でした。

その後も変な手ばかりで、ここで投了。

白１のツケコシくらいでも、まだ競り合いになって、投げるほどにはならなかったかと。

白１に飛ぶくらいでも十分これからの碁でした。
黒が赤〇に伸びれば、青○に受けておいてよかったかと。