幽玄の間からです。
7連敗を止めた後の大事な1局です。
白番です。
黒白とも2連星の布石。黒のカカリに白が1間バサミ。
黒△に受けずに白1.
実戦の黒3。はじめてみる手でした。
白は1・3を打ってから白7とすべって、広大な白地を確定したつもりになっていました。ところがキリを防いでおかないと隅は確定地ではなかったのでしたが、それは後の話。
普通は、黒2のツギに白3と出て、黒4と構える感じでしょうか。
これは、黒は三々も残っているし、黒の方が良いように見えます。
ということは、すぐに白1は良くないのか?
赤〇の石と隅の白石がつながっておくことは意義があると思うのですが、今後の検討が必要です。
実戦は、左辺でまた同じ形が出現。
黒は14と受けたので、白15と守っておきました。
白1のワリウチがよかったかなと思っています。
上からのツメならば、こんな感じで、三々もあるし赤〇で厚みの威力を削減していく手もあって白は十分。
黒2のツメなら白3のヒラキで、壁の厚みを制限している(感じがする)ので、これも白十分だと思います。
黒1のキリから隅を生きられてしまいました。赤〇のキリがあって殺しに行けませんでした。
右上は荒らされましたが、白1に回って、まだまだ白に希望のある状態。
怪しかった中央の白が白1・3と打って上辺の白石とつながったので、これで不安な石はなくなりました。
黒は、生きを確保する必要のある石ができてしまい、白が下辺を大きくまとめることができました。これでほぼ白の勝が決定です。
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