先週は、十段戦の第3局や本因坊戦リーグの最終局一斉対局などがありました。
十段戦は、三連勝で井山さんの防衛かとおもっていましたが、余さんが待ちに待ったタイトル戦での勝利でした。これで緊張がとれて次戦もやってくれちゃったりするのでしょうか。
本因坊戦は本木7段改め8段の挑戦となりましたね。最終局で本木さんが敗れると羽根さんや黄さんと5勝2敗で並ぶ混戦となるところでしたので、それも面白かったかもしれません。
今回は幽玄の間。
変則的な戦法に翻弄され危ないところでした。
黒番です。
しばらく2連星で打ってみる予定です。
白は、左辺に非常に偏った布陣。
どうするつもりなのか?
白が5から上辺へ進出してきました。
さらに白△と飛ばれ包囲されてピンチです。
なんとか、包囲網を破って脱出。赤〇が取れて、命拾いです。
黒1のノビに回れたので、白は赤〇の5子を逃げると負担になりそうで黒好調です。
白は、赤〇の7子が危ないままで、白2とこちらも動いてきました。不安のある石が二つになってますます黒好調などと油断していたら・・。
また、左辺は黄〇や緑〇の断点があり、大きくまとまるかどうかは不明な状態です。
白1に手拍子で黒2と受けてしまい、黒は要の3子を取られ一転大ピンチです。
その後も右下の黒が死にかけているのですが、白1がちょっと欲張りだったか?
白3のツギが必要で、黒4に回って隅が生き返りました。
最後は右上の攻防。
白7はちょっと無理かと思ったのですが・・。
黒赤〇と押さえるところを黒1と伸びてしまいました。白2・4と隅を取れます。それで黒4からあてて全体を狙ったのですが、これも失敗でした。
右上(緑〇)は、大きく取られましたが、その代償に右下(青○)を取りました。さらに左辺中央(赤〇)を荒らしつつ大きく取りましたので、これが効いて勝利しました。
局所的には結構やられていたので危ない一局でした。
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