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2016年7月10日日曜日

部分的死活に囚われ、失敗するも地道に挽回する 幽玄の間 1級

こんにちは。

今日は、幽玄の間です。1級くらいだと、油断した手を打つとバシッとやられるのですが、じっくり我慢していると相手に緩い手が出てくるレベルです。

黒番です。
黒ミニ中国流の布陣。白▲と墨を守ってので、黒1のカカリ。
白4から右辺の攻防へ。黒7と1子を制してまずは、右下隅を安定させる。
白10には、黒9から白を分断する方針で行きます。

黒1の分断から白2のツケ。白6は疑問手か?と思い出ぎりを敢行。
焦らず黒15と守りも忘れずに打てるようになったのは、自分的には進歩です。

黒は、上辺外回りをつながることを優先して封鎖。
この方針のまま行けばいいのに、部分的な死活に囚われ思わず黒1と。
白2に切られ失敗。

素直に黒1と守っておけば、白2などと生きに来るはず。
黒3あたりに回れば、白石は黄色○・赤○・青○と不安定な石を3つ抱えて大変なはずでした。

結局、こんな感じの別れに。
黒は、失敗したものの、左辺への足掛かりができたので、挽回可能な情勢だと思ってます。
 右辺の白を分断して行く作戦です。
その前に赤○3子を取って上辺の黒の心配をなくして準備完了です。
今までは、これを怠って窮地に陥ることが多かったので、ここも少し進歩です。
その代償として、黒5・7が黒3とつながっていません。

右辺の白は、さらに分断されました。赤○を確保して少し戦果を挙げた上に、黄◇もまだ逃げなければなりません。青○も封鎖されそうでピンチです。
黒は危ない石を抱えていないので、攻め方を注意しながら左辺に大きい白地ができないようにする方針。

終局図です。白は、青△が負担になり、左辺は、赤○程度になりました。
緑◇は、黒のミスもあり、少し大きくなったものの、黄○の利益もあり問題にならない程度でした。

序盤でミスしたものの、じっくりと挽回していった1局でした。

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